もう「パンデミック」という言葉は、周知の言葉となっていると思うが、Wilipediaによると、”る感染症(特に伝染病)が、顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行を表す用語”とある。
何故、この文言でブログを書こうと思ったかというと、武漢でコロナウィルスの発生が確認され、合わせてNETFLIXでまさしく”パンデミック”というタイトルのオリジナルドキュメンタリーが開始されたからである。
地球上の人口の多くが住む北半球が冬になるこの時期に、季節性ウイルス感染が多発することは通常のことである。これまでは、人の移動の中心は近隣だけであり、遠方への移動する人は少なかったのが、最近は数多くの人が国境をまたぎはるばる遠方まで出かけることが多くなっている。
そこにインフルエンザに罹患した乗客がいれば、当然ながらその人はインフルエンザを機内でも、そして遠く離れた地でもまき散らすことになる。
1918〜1919年に掛けて発生したスペイン風邪は、第一次世界大戦で引き上げる兵士達によってインフルエンザが世界に拡散したと言われていることは有名な話である。
このスペイン風邪による死者は5,000万人〜1億人と言われ、当時の世界人口が20億人弱だったことから考えると、最大で20人に1人の人が命を落としたことになる。
これは、同じ人間でも、育った環境や、食べている物が違い、まだ多様性がある人類でもこの騒ぎである。それに対して、品種や系統がかなり絞られ、生まれてから育つ環境が同じ家畜では堂だろうか。その中で優劣は当然あるだろうが、 かなり似通ったDNAであれば、一つのウィルスに対して耐性を持たなければ、その主全てが耐性を持たないと考えられないだろうか。
それは、農作物についても言えることである。病気や、虫により壊滅的なダメージを受けるのは、その畑で育つ作物がほぼ同じであるからというのも一因であると思う。それを防ぐために農薬が存在しているのだけれど。そうで無ければ、多様性を受け入れ、不揃いの形を料理に活かしながら、愉しむことであると思う。