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梅雨空の下、作物は育つ

梅雨空の日々雨が降る中でも、元気に育っていると写るのは、この作物。

里芋だ。

夏の太陽をしっかりと浴び、あのしっとりとした舌触りの地下茎を太らせるために、今は葉を大きく広げる時期である。

この葉が茂る頃には、地面二は木漏れ日しか差し込まないようになる。そこまで葉が覆い茂るようになると、その年の里芋は楽しみだなあと思える。

さて、もっと葉を大きく伸ばしていってくれよ。

続いては、近所の直売所でも朝どれで発売されている、とうもろこし。

天高く伸びた、槍先の部分がおしべ、そこから降り注いだ花粉を、とうもろこしの先端の毛の部分が受け受粉することになる。毛の部分が茶色く枯れているのは、役目を終えたためにこんな姿になっているけれど、受粉まではしっかり花粉を受け止めようと、淡い緑色をしている。

とうもろこしを調理するときは、湯がくのではなく、皮を付けたまま蒸し上げるようにしている。美味しさを逃がさないようにするためだということらしいが、どうもそれはあっていると思う。だとすると、皮を剥いでラップに包んで電子レンジというのも良いんだろう。

最後は、自分で栽培をしたことがあったか忘れたが、収穫まではたどり着かなかったごまだ。

可憐な花を咲かせるが、収穫時期の見定めは慣れていないとハラハラドキドキだろう。何せホウセンカのように種がはぜてしますのだ。

茎の下の方ににょきっと付いているのがごまを覆っている部分。これがあるタイミングで、パッとはぜるのである。十分に熟した状態で収穫をしなければならないし、それを待ってはぜさせると収穫は無くなるし、農家の感覚は鋭いなあと思う一つである。

近隣の畑、家庭菜園を見ると、様々な野菜の花を見ることが出来る。美しいものも多いが、生け花にするには咲いている期間が短いため、生け花にはならない。自然の中で咲いている、農産物の花を楽しめる良い時期になってきています。お散歩がてら、畑を覗いてみるのは楽しいですよ。

そうそう、泥棒と間違え羅得られないようにお気を付けください。

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