お風呂探し2日目。さてどうしたことかと、会社の軽トラで19時半の真っ暗闇の山道を明いている温泉を探してさまよう。
会社のそばの温泉はボイラーの故障。湯の峰温泉は立て替え中と、さてどうした物か、さっぱり見当が付かない?
そんな中、湯の峰温泉街を走っていると、つほ湯と言う文字が目に飛び込んできた!その道路の向かいには、番台のような一室がある。もしやと思い、少し離れた無料駐車場に軽トラを止め、番台のような窓口に声をかける。
すると、やはり温泉らしく営業をしており、貸し切りだという。ありがたいことに、今お客さんは入っておらずすぐに案内できるとのこと。貸し切りの時間は30分、
かなり熱いので、水を加えながら入った方が良いとアドバイスを頂く。
乳白色の心地よい肌触りのお湯であるが、温度は心地よくない!水を全開で加えて腰のあたりまでつかる。熱い湯は底から湧き出ているらしく、足を伸ばそうとすると、足先がやけどしそうに熱い!
つぼ湯を形作る岩肌はこれまで吹き出てきた温泉が削ったかのような形をしており、急にお湯が沸き出してくると人間はひとたまりも無いなあなんて思いながら浸かっていた。
熱い湯との格闘で、30分はあっという間に過ぎていき、温かくなった身体で、貸し切りのつぼ湯を後にした。