冷凍された内パッケージを、水につけて解凍する。
同封されたいたリーフレットには、焼き方などが書かれていた。
焼き上がりは、こんな感じで、薄切りの牛タンが、てろんてろんに焼き上がりました。しかししかし、しっかりとした歯ごたえがあり、これがビールと、そしておかずとしてもばっちりな一品。しばちゃん、ごちそうさまでした。
で、ここからが、タイトルのお話。
パッケージの裏面を見てみると。いつものことながら、「原材料名」が書かれており、牛タンが主でその他、いろいろと食品添加物も入っていることが分かります
で、ここからが、ようやくタイトルの話になります。「原料原産地名」はオーストラリアとなっています。えっ、仙台って、オーストラリアにあるの?
そんな馬鹿な、仙台市は、宮城県にあります。
で、なんでオーストラリアなんですか?
そもそも、仙台で牛タンが食べられるようになったのは、戦後GHQが駐屯した債に、タンとテールが大量に余ったらしく、それを無駄なく調理したというのが始まりのようです。その後、仙台牛によりブランディングができたというのが、歴史的背景なのでしょう。
だったら、オーストラリア産出なくても良いのでは?
で、話を大きく変えて、パスタの話を書きます。パスタと言えばイタリア。生産もイタリアですよね。小麦粉で思い浮かべるのが、デュラセモリナ粉です。で、そのデュラセモリナ粉は長靴型をしたイタリアで栽培されているのでしょうか???
実は、カナダ、アメリカなど、平地が多い地域から輸入されているんです。
イタリアの2009年の小麦の生産量は6341000トン、そして輸入量は6479090トンと、国内生産量のほぼ同量を輸入していることになります。(FAOSTATより)
要するに、原料の生産地と、加工場が違うと言うことは、結構有ると言うことなんです。パスタについては、パッケージに原料原産地名が記載されている場合があるので、ご覧になってください。イタリアではないことがありますよ。パスタ法ではデュラセモリナ粉で造られていることと定められているだけですから、イタリア産である必要は無いんですね。とはいえ、加工品質が他の地域に抜かされたり、価格があわなかったりすると、イタリア産パスタが一番という構図が崩れるので、そこはそれなりに努力をしていると言うことです。
で、仙台の牛タンに戻ると、仙台牛タンのブランディングをしっかりとして、広げていくための作戦として、肥育で安心できるオージービーフを採用しているのではないかと考えています。
原料の生産地と、加工場所が違うことは、ままあることです。それによって、両地域が潤っていけば、それを否定する必要は無いと考えます。その距離は短い方が良いでしょうが、それよりも環境負荷が少なく移動できることの方が重要だったりすると考えます。
安いから、遠くの地域の原料を使うのでなく、お互いに存続していくために、協調し合える関係が対戦津南だと思います。
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