それは長い歴史の中で、外敵から身を守るためや、食料を安全に食べる為に火を使ってきたためなのか、人は火を神聖に感じ憧れを抱く。
で、前回の草刈りに続き、午後は畑の準備の為に、籾殻を憧れの火を使って炭にする、籾殻くん炭の製造である。
真ん中に金属製の円筒形の筒の中に火種を仕込み、その上に籾殻をかぶせていく。火が表面まで回り燃えてしまうと、炭では無く灰になってしまうので、表面が黒くなると籾殻を覆い被せるように掛けてやる。
それを繰り返し、おおよそ火が回ったところで水を掛け、じっくりと火が回るようにする。
文章にすると簡単に思えるが、火が燃え上がっているわけでは無いので、中々判断が出来ず難しい。
水を掛け、昼飯を食べている間によい加減になるかなあと思っていたら、昼頃から強い風が吹き始め、炭になるはずが一部灰になろうとしている。慌てて水を掛けに戻り水を掛け、平らに慣らしてさらに水を掛け落ち着かせた。生の籾として畑に入れたいわけでは無く、目指すのは籾殻くん炭として畑にすき込みたいので、この辺の兼ね合いが中々難しい。
今週は雨が続くようで困りましたねえ。週末に畝が立てられると良いのですがねえ。