なんて書けば良いのだろう。前職でほぼ同期、年は同じ、働く場所、部署は違えど20年強一緒の会社で務め、最後の3年は部下として私を叱咤激励してくれた女性がこの世を去った、と連絡があった。
信じられなかった。
男女で考えると、女性の方が平均寿命が長いのに。
今年で50歳になろうという年齢を前にして、人生100年時代の折り返し地点の直前で。本当に何とも言えない。
前職で農産物の仕入を任されていたときは、取引先は親父の年代の方々とお取引をさせて頂いていたため、生産者のご両親や、両親より目上の生産者のお別れの会に出席させて頂く事は多々あったが。
今回は、同い年の女性の元同僚だ。
私が仕事を移ってからも、最後の部署で飯にも行った。
ああ、悲しい、それでは書き切れない。
私は出張に行くたびに、もしかしたら家に帰られないかもしれないと思いながら出かけている。それは、叔父が出張先で寝ている間になくなったこともあるし、寝ている間になくなることは男性に多い。大学の後輩や、近所の上級生もそうだった。
年を重ねていくと、別れが増えていき、慣れてくるののかもしれない。いや、慣れることはないと思う。
ただ、ただ、安らかに。冥福を祈る。