マーケティング

電子書籍の中古書籍?

一般的に家の大きさは限られており、その中の書棚の大きさも限られているのが現実の話でしょう。それに対して、分別無く本を買い続けるとどうなるか、文字列は目から頭の中に入り、あふれ出しても目に見えて何も発生しませんが、購入した本は本棚からあふれ出て家の様々な場所に置き去りにされることになります。
そうなるとどうなるか。
それらの本を含め、かなりの本を近所の古本屋さんに持ち込まなければならなくなります。
そのようなことを避けるために、新しい本で、読みたい本は電子書籍で買うことも増えてきたのですが、待てよ?と考えました。
形のある本であれば、古本屋さんに持ち込まない場合でも、誰かに渡したりすることは出来るのですが、電子書籍ではそれも適わず、端末の中か、クラウドの中で保管されているのみで、他の人への情報伝達にも、次のマーケットの想像にも繋がらないのでは無いかと思い、少し調べてみました。
以下ガーベージニュースさんの資料を拝借しています。

http://www.garbagenews.net/archives/2101334.html
 

http://www.garbagenews.net/archives/2386845.html
出版物不況と言われる中、売上は右肩下がりなのが分かります。2016年の新書売上高は17,221億円となっています。さらに、中古書籍の市場を見ると、782億円となっていますので、中古書籍の市場規模は約4.5%となります。その約半分が絶版などの古い本となっていますので、新しい書籍の中古書籍は約2%とあまり大きくないなあと言うのが、私の実感です。
ですが、この2%の売買 では著者には印税が入ってこないんですよね。
それなら、電子書籍の中古書籍マーケットを開設して、著者に印税が入ってくる仕組みを構築したら良いのになあと思ったわけです。これは、図書館や、個人間の貸し借りについても、言えると思います。
AppleがiTunesで音楽業界のレコードやCDの媒体が必要という常識を壊してしまったのと同じように、媒体が必要で無いことも選択肢として合って良いと思うんですよね。もちろん、最近のレコード復活のように、媒体の価値というのもあるので、必要な方を選択すると言うことが大切なんだと考えています。
 
 
 
 

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